年金利回り法が必要とされる理由

年金利回り法は、各種ローンの貸付条件においてよく見かける実質金利の計算方法の1つです。 実質金利を計算する方法にはいくつかありますが、その代表例といえます。 まず、返済額に対して、既に経過した期間の利息を控除します。 そのうえで、残額を元金に充当します。 10万円を年利15%で借りたとして、毎月の返済額が10,000円だったとしましょう。 その場合、返済額10,000円のうち、どのくらいが利息として返済されるのでしょうか。 元金に年利をかけ、経過期間をかけると返済利息が求められますから、1ヵ月ごとの返済利息は100,000円×年利15%÷365日×30日で1,233円となります。 年金利回り法によれば、100,000円から1,233円を控除した8,767円が元本に充当されたことになります。 なお、年利とは1年間で支払う利息の割合のことを指し、年利15%で10万円借りる場合には1年間に支払う利息は15,000円となります。 仮に年利15%で10万円借りて、1年後に一括返済するならば利息総額は15,000円となりますが、住宅ローンやカードローンなど多くのローンでは一定期間経過後の一括返済ではなく、毎月少しずつ返済を行います。 そのため毎月少しずつ元金が減少するので、単純に年利を計算するのではなく、年金利回り法を用いて、経過期間の利息を差し引くとともに、元金にいくら充当されたかを計算する必要が生じるのです。